そして玉置浩二
皆さんこんにちは。
菜花柚仁です。
最近のバンドや歌手はクオリティが高いなぁと感心しているところであります。
私の本業は音楽なもので、やっぱりいろいろな人の演奏はジャンルを問わず聴くのが好きです。
ずっとクラシックの世界で生きてきましたが、どちらかと言うとポップスの方が好きかも知れないです。
なぜか最近の人たちは歌も歌えてギターもピアノもできて、他の楽器もいろいろできて、その上スポーツなり勉強なりできて、多彩な人が多いですね。
羨ましい限りです。
私もベースとかドラムとかできるようになりたいなと思いつつ、どれも中途半端になってしまいそうなので、一つずつ欲張らないようにやりたいことをやるようにしています。
特に、ベースやドラムの様なリズムを刻んでる楽器が好きで、聴くとテンションが上がります。
ただ、やっぱりバンドのトータルとして素敵だなと思うには歌手の方が良い方がもちろん良いですよね。
私の最近のお気に入りはTENSONGという人たちがcoverしていたオレンジスパイニクラブのキンモクセイという曲です。
フレーズの取り方がものすごく長くて、流れが止まらず引き込まれます。
歌詞(サビ)
やっぱぁビビッときてるよ
君のイメージキンモクセイよ
香りまで妄想しちゃうなんてバカね
夏の終わりの初夏の気温は
気持ちをとっくにのせてた
最高 あんた最高
グッときた心臓バンッと割れる
このサビの部分ずっと流れが切れないんですよ?
すごくないですか?
「やっぱぁ」の前の休符をしっかり感じたあと、次の「ビビッときてるよ」から綺麗に流れてて、「香り」のところで少しリズムが止まって、次で流れてっていう風に、ずっと聞き飽きない感じ。
フレーズの終わりも丁寧で、聴き惚れますし。
音楽を勉強されている方ではないらしいのですが、天性で持っている才能は素晴らしいです。
何より楽しそうに歌っているのが声に出ていて、素敵だなと思いました。
確かにいっぱい素敵な方がいるのですが、私は結局一周回って玉置浩二に戻ってきます。
いろんな人の曲を一通り聴いて、最後に何故か玉置浩二の曲を聴きたくなるんです。
玉置浩二の曲はすごく素敵だと思って歌っててても、なんか本人の様に素敵だなぁと思える様に歌えないですよね。
メロディのフレーズが短くてすぐに休符が出てきたりすると、声を出さない時間が結構あって、そこが間延びしてしまうんです。
でも本人はその音のない時間の余韻がたまらなくて、全然間延びしない!
そして独特のあの声!
病みつきです。
最近の人たちの演奏を聴いてすごいなと思いつつ、ふと玉置浩二の曲を聴きたくなってしまう。
すごい人ですね。
ちなみに私の好みの曲は「行かないで」と「明かりの灯るところへ」です。
この2曲は私の中で不動です。
音楽はやっぱり人を元気づけてくれるものですね。
私も音を楽しめる人でありたいな。