菜花柚仁「自閉スペクトラム」を楽しんで生きる

仕事をしながら心理学科に通っています。 特に子供の心理や発達について研究をしています。 私自身が自閉スペクトラムと診断されていることもあって、そんな一人一人の特徴や能力を生かした過ごし方を発信していけたらと思っています。

過去の私を置いて、前に進む

 

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皆さんこんにちは。

 

菜花柚仁です。

 

ブログを書き始めて数日。

 

誰かに自分の気持ちや考えを読んでもらえる喜びを感じています。

 

1人でも、私の文章に共感や何かを感じてもらえればそれで十分すぎるほど幸せと思えるものですね。

 

なんの気なくこのブログを始めたので、こんな気持ちが待っていたとは驚きです。

 

なんの気なく始めたと書きましたが、行動には何かしらの意味があると私は思っています。

 

だからきっと、私の中でブログを始めたかった理由があると思い考えてみました。

 

私がブログをやっていること、インスタのアカウントも、とても仲の良い2人だけには言いましたが、ほかの直接の関わりのある人には言っていません。

 

なぜだろうと考えて、一つ思ったことがあります。

 

私という人間のイメージが邪魔をしている、という感覚です。

 

ここ数年、私は私自身、変化せざるを得ない状況にありました。

 

考え方も、気持ちの行き場も、身体も。

 

それによって私は過去の私の言動も考え方も全てが幼かったことに気がつき、私の知っている世界が小さかったことにも気がつきました。

 

知らなすぎたこと、幼すぎたこと、視野が狭かったこと、いろいろなことに気がついたら、もっと広く世の中のことを知りたいと思うようになりました。

 

好奇心が高まっていて、何ごとも知らなかったことを知ることがこんなに楽しいのかと、大人になってようやく知ることができました。

 

そうしたら、今の私が楽しいと感じることを共有できる人が周りにはあまりいなかったのです。

 

例えば、最近は経済の本なども読みますが、話の合う人があまりいません。

 

他には、河合隼雄の本が好きで良く読むのですが、それも話の合う人があまりいません。

 

そうなった時、私が今まで関わっていた人たちは、前の私でなければ一緒にはいられないのだろうか?と思いました。

 

私は前の私には戻りたくありません。

 

前に進みたいんです。

 

だから私はブログを始めたんだと思います。

 

過去の私を置いて、今の私でいられるところを求めて。

 

マニアックな話も好きで、自分の知らない世界の話を聞くのも好きで、真面目すぎるところがあるのも私で、そのくせ思いっきりふざけるところもあって、笑い声が大きくて、マイペースで、感動しやすくて涙もろい、そして自閉スペクトラムである全てが私なのに。

 

全てを出しきれない過去が少し重たく感じていました。

 

それがブログを書いてみるとなんだか軽くなったような気分になれました。

 

人は、時代の変化や環境の変化によって、関わる人も自然と変わっていることがあります。

 

誰でもそうだと思います。

 

その人それぞれの優先順位があるから。

 

だから私は今の私の優先順位と交わる人と関われば良いのだと思いました。

 

少し寂しい気持ちもありますが、流れに逆らうことは心にも身体にも悪いと思うので。

 

それでも今の私があるのは、過去の出会った人たち全てのおかげに変わりはないので、全ての人に感謝して、新しい私で前に進みたいと思います。