菜花柚仁「自閉スペクトラム」を楽しんで生きる

仕事をしながら心理学科に通っています。 特に子供の心理や発達について研究をしています。 私自身が自閉スペクトラムと診断されていることもあって、そんな一人一人の特徴や能力を生かした過ごし方を発信していけたらと思っています。

「ごめんね」「もういいよ」

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みなさんこんにちは。

 

菜花柚仁です。

 

久しぶりの内観がありまして。

 

こうやって自分の心と身体と向き合うようになって5〜6年になります。

 

そのきっかけになったのは足が動かなくなって4ヶ月ほど車椅子生活を経験してからでした。

 

最初の方は内観も頻繁で、毎日と言っていいくらい。

 

最近は内観することも減ってきて、心も身体も安定してきています。

 

頑張ってきて良かったなって思っています。

 

それでもやっぱり、人間完璧になることなんてありえないので、時々こうやって突然の内観がやってきます。

 

それは、足が動かなくなった原因の一つと対峙しなければいけなくなったからです。

 

あの日と同じようなシチュエーションなので、何の因果なのかって思いました。

 

足が動かなくなるきっかけとなったその人とは、私が子供の時からの付き合いでした。

 

大好きな人でした。

 

それがあの日を境に大嫌いに変わってしまって、ずっと苦しんでいました。

 

その辛さも今となってはもうよくて、落ち着いていた頃に、その人と5年前と似たような状況で会うことになり、なんだかもやもやしてしまったんです。

 

許せないとか、憎んでるとかってわけではなくて、どんなスタンスで会えばいいかがわからなくなっていました。

 

大好きだった気持ちも思い出して、でも苦しんだ気持ちも思い出して、心の中がごちゃごちゃでした。

 

そのごちゃごちゃしたまとまっていない気持ちをとりあえず言葉にしたら、あることに気がついたんです。

 

大好きだった気持ちも、苦しんだことも全部手放して、はじめましての気持ちで会ってみようって。

 

本当は大好きな気持ちは無くしたくなかったんです。

 

でも大好きな気持ちを残そうとすると苦しんだことも追いかけてくるんです。

 

そりゃあ大好きな気持ちだけ残して、苦しんだことだけなかったことにするなんてそんな都合の良いことできないですよね。

 

また新たに、0から好きを作っていく方が、私にとっても相手にとっても良い気がします。

 

相手も変わろうとしている雰囲気があって、向き合おうとしていて、だからこそ私も真正面から向き合いたいって思いました。

 

一度積み上げたものを壊して、作り直せばもっと深く関係性を築けるんじゃないかって信じています。

 

あの人も私も同じ過ちを繰り返さないためのチャンスが来たと思って明日会いに行こうと思います。

 

最後までお付き合いくださりありがとうございましたm(_ _)m