菜花柚仁「自閉スペクトラム」を楽しんで生きる

仕事をしながら心理学科に通っています。 特に子供の心理や発達について研究をしています。 私自身が自閉スペクトラムと診断されていることもあって、そんな一人一人の特徴や能力を生かした過ごし方を発信していけたらと思っています。

実は手術を控えています

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みなさんお久しぶりです。

 

菜花柚仁です。

 

本当は手術が終わってからブログを再開するつもりだったのですが、うずうずしてしまったので再開します。

 

おしゃべり好きなので黙ってられませんでした笑

 

気持ちが沈んでいる時に何かを発信してしまうと、読んだ人もマイナスな気持ちにさせてしまうんじゃないかと思って控えていました。

 

でも、なんだか最近手術が近づいているにもかかわらず、気持ちが上向きになってきているので、そろそろ良いかなと自己判断いたしました。

 

今回はどうして気分が上向きになってきたのかをお話ししたいと思います。

 

いつかのブログでお話ししましたが、私には卵巣嚢腫があります。

 

良性のものなので命に関わるものではありません。

 

なので、手術をするという予定はなかったのですが、2ヶ月前くらいに突然手術をする流れになりました。

 

卵巣嚢腫は食あたりになった時にたまたまCTに映っていて見つかったわけなんですが、そのあと3ヶ月くらい生理が止まってしまったんですよね。

 

そのことを先生に話したら、あれよあれよという間にホルモン検査したりMRI検査した後別の病院紹介されたら早々に手術の日程が決まりました。

 

日程が決まってから手術までは3ヶ月くらいあり、この期間がしんどかったんです😭

 

別に命に関わることでもないし、手術も簡単なものらしいし、今別段具合悪いわけでもないし…

 

だから不安や恐怖を一旦置いておいて過ごすことにしたのですが、全然時間は解決してくれませんでした。

 

手術が決まった時はさすがに不安が大きかったので、友達とか信頼している人たちに話を聞いてもらったりして、不安を払拭しようとしました。

 

話したその時は少し楽にはなりますが、なくなりはしないんですよね。

 

でも何回も私のただの不安な気持ちを聞いてもらうだけに時間を使わせてしまうのは申し訳ないと思って、3ヶ月ひたすら我慢しよう!と思ってました。

 

でも、ラスト1ヶ月あたりになって不安が膨れ上がってしまって、それを押し込めようとしている時のことでした。

 

私は団体を運営しているのですが、その団体の顧問をしてくださっている臨床心理士の大学の教授先生と毎月のミーティングでお会いし、先生とのちょっとしたやりとりであっという間に不安が解消されました。

 

びっくりです。

 

私は、私自身の感情に蓋をすることが得意で、嫌なことが過ぎ去るまで待つタイプでした。

 

それを人にわざわざ話したりもしないので、私が不安を抱えているということを知る人はあまりいないことの方が多かったです。

 

そりゃあ表に表現しないので、誰にも気が付かれないのは当たり前ですが、先生とのやりとりで誰かに自分の不安を知ってほしいと思っていたことに気がつかされました。

 

先生にはもともと手術をすることは話してありましたが、その日先生が私に向けてかけた言葉の第一声が「大丈夫か?」でした。

 

だいたいの人は、良性のもので命に関わりはないと話すと「良かったね」と言います。

 

確かに良かったんですが…

 

それとこれとは別というかなんというか。

 

それでも先生は「大丈夫か?」と聞いてくださって、なぜか何も答えられず私が黙っていると「そりゃあ不安だよな。卵巣ともなると女性にとってはますますな不安材料だろうし。怖いよな。」って。

 

いつもだったら「大丈夫か?」って聞かれたら「大丈夫です☺️」って答えるんですが、この時は多分大丈夫ですと答えたところで大丈夫じゃないことを先生は知っているんじゃないかと思って何も答えられませんでした。

 

結局これが欲しかったんだなって。

 

別に命に関わることじゃなかったとしても、頭では理解していたとしても、ただただ不安だってこと、怖いってこと、大丈夫じゃないってことを。

 

それを分かってくれただけで一瞬で不安が無くなってしまいました笑

 

単純笑笑

 

でも私だけじゃないと思うんですよね。

 

大丈夫じゃない時に、気がついてほしいことってありますよね。

 

私も先生みたいに、誰かの傷みに気が付ける人になりたいななんて思ったりしています。

 

きっとみんな何かを我慢して頑張ってるよねって思えるようになった出来事でした。

 

おしまい。

 

最後までお付き合いくださりありがとうございました!!