菜花柚仁「自閉スペクトラム」を楽しんで生きる

仕事をしながら心理学科に通っています。 特に子供の心理や発達について研究をしています。 私自身が自閉スペクトラムと診断されていることもあって、そんな一人一人の特徴や能力を生かした過ごし方を発信していけたらと思っています。

どんな選択をしても良い

 

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皆さんこんにちは。

 

菜花柚仁です。

 

いつも真面目な話をしてしまっているので、ここら辺で面白さを入れ込みたいところですが、芸人さんではないので諦めます。

 

そして今日も真面目な話。

 

現実ってなんで厳しいのだろう。

 

最近はその現実を目の当たりにする機会があり、そんなことを思う今日この頃です。

 

大変な思いをされている方々が世の中にはこんなにいるのか…となんともいえない気持ちになっています。

 

自分もだいぶいろんな経験をしたなと思っていましたが、そんな比じゃない人なんてざらにいるんですよね。

 

私は自閉スペクトラムと診断されたので、障害を持っていることでの社会での生きづらさ、周りからの心ない言葉に視線、分かっているつもりで分かっていなかったのかもしれません。

 

もちろん、人と違うことへの違和感やどうしてもできないことへの憤りはありました。

 

でも、多分私は恵まれていたのだと思います。

 

家族の中では変わっている私のことを面白いと言ってくれていました。

 

今周りにいる人たちも私の自閉症エピソードを笑って聞いてくれて、マイペースな私をそのまま受け入れてくれています。

 

私が恵まれていることの一つの要因は母が看護師であり、障害についてかなり勉強していたからだと思います。

 

私のことは大人になるまで障害だと思ってたわけではないのですが、障害関係の仕事に携わっていたり、諸事情により勉強する機会がありました。

 

そこで分かってきたのが、本物の障害と偽物の障害です。

 

ホンマでっかTVに出ていた澤口先生の本にも書いてありましたが、先天的なのか後天的なものなのかということです。

 

澤口先生曰く、幼少期の英才教育やフラッシュカードなどでADHDになってしまうと書かれてありました。

 

そういう教育が良い影響になるか悪い影響になるかは子どもによって違いはありますが。

 

しかし、後天的なものはそれだけでなく、胎児の時の栄養状態と生まれてからの栄養状態なども関わっていたり、ご学習だったり。

 

私が先天的な自閉スペクトラムかはわかりませんが、母はかなり周辺のケアを行なってくれました。

 

色々あって病院のカウンセリングを受けることにはなりましが、自閉スペクトラムと診断はされても社会生活的にはあまり支障はないんじゃないかと先生に言われました。

 

それは今までの母のケアの賜物ではないかと思っています。

 

しかし、母だけが頑張ったところで、当事者である私がそれをどう受け取るかも大事。

 

障害である自分を受け入れながら、どうせできないものはできないと諦めることなく、もっと自分を高めたいと努力しました。

 

母の選択、私の選択、それぞれの選択が今の私を作っています。

 

多分間違ったこともあったと思います。

 

人間なんで。

 

でも諦めずに努力し続け、常にできるだけ最善の選択をしてきたつもりです。

 

時々間違うことがあっても、諦めずにいれば、どんな選択をしたところで、未来は明るいと思っています。